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2011年1月

2011年1月30日 (日)

会社の役職名

「マニュアル・ジェネレーション」には、主人公の社長と冗談を言い合う 박팀장 が登場します。
この人を日本語でどう表記するか、ちょっと悩みました。

팀장は「チーム長」ですが、日本ではあまり会社で使用されない言葉ですよね。
姓の박 をカタカナ表記すると、パクチーム長、となって、パクチームっていうひとつながりのカタカナが何か意味があるように見えてしまいます(私だけ?)

박 を漢字表記して、朴チーム長、という手もあるかと思いましたが、そうすると他の登場人物も漢字にしなくてはいけない。
고신희 の漢字はわからないし、やはり今は韓国人名はカタカナ表記が主流だし、この小説の雰囲気からも、カタカナが合う気がするし。
おっとけ~

そこで私は、チーム長を「主任」としました。
パク主任。
なんとなく字面のおさまりはいい感じがして・・・
でも果たしてこれに相当するものか、いまいち自信がありません。

韓国の会社の役職名って、과장, 부장, 사장, 회장 などはだいたい日本と同じような感覚みたいですが、팀장, 대리, 실장 などは日本の会社とはかなり使われ方が違うような・・・

실장 なんかはドラマでしょっちゅう出てきます。~室があるわけでもないのに。
ちょっと先輩になると、とにかく何か役職名をつけないと、て感じなのでしょうか。

日本でも会社によって、役職名と実態はずいぶん違いますから、一概に言えないでしょうが、こういうところにも、韓国社会での肩書きとか権威とかの重要性が垣間見えるようです。

肩書きひとつをとっても、日本語表記で分かりやすくどう訳すか、難しいです

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2011年1月24日 (月)

作家の言葉

「楽器たちの図書館」の第5編유리 방패「ガラスの盾」を読み、第6編나와 B「私とB」を読みかけています。面白いので、どんどん読みたくなって・・・

ここで、ようやく気がつきました。
この本は、単に短編を集めたのではなく、すべての作品が密接に関連している連作集なんですね。
単語や表現など、前の小説にもあったものがふっと現れ、デジャブのような感覚にとらわれます。

通奏低音のように共通しているものは音楽。そして、音。
音楽と音への感受性が随所に感じられます。

そして、またしてもようやく、巻末の작가의 말(作家の言葉)に気がつきました。
CDのジャケットやカセットテープのようなイラスト部分です。
そこに、김중혁さん直筆?の手書きメッセージがありました。

「この小説集は録音テープ」「私にとって特別な8曲の歌」・・・なるほど、やはり~~

音楽好き(単なるカラオケ好き? )の私は、ますます読書のモチベーションが上がりました

はやく最後まで読みたいです。

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2011年1月23日 (日)

「マニュアル」終わりました

「ぽにょっ会」第2回の「マニュアル・ジェネレーション」の翻訳が、ようやく終わりました。

最後の文がすっごく気に入りました

主人公は初め、一緒に仕事をすることになった担当者コ・シニさんが気になってたようですが、社長に会って心境が変化した様子が、ほんわかと伝わってきて、その後の展開を予感させるような終わり方でした。
面白かったです。

今回は、1人称は「僕」にしました。若い起業家で、ポンポン冗談が飛び出す人なので。

みなさんの翻訳が楽しみです
自分の担当箇所は、もっと推敲しなければ

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2011年1月20日 (木)

ハングル筋

昨夜、ミレの録音課題を練習しました。
まずスラッシュリーディングを5回ほどしたあと、シャドーイング10回、音読10回。

10回分、△、○、◎など自己評価する欄、タイム記入欄を設けてくれているので、意地になってやってしまいます

途中で、ゆ~っくり一字ずつ確認しながら発音したりもしました。

こういうときいつも思うのですが、楽器の練習と同じですね
楽器を練習するとき、まずはゆっくり楽譜を見ながら音を拾って、指の動きを確認する。
次に、少しずつ、少しずつ速度を上げていって、指に動きを覚えさせる。
そして、難しいパッセージだけを、何度も何度もくり返す。
あー、もう無理! と感じたら、またゆっくりから練習。

そうこうしているうちに、初めは、出来そうもない~と思ってた曲が、何となく形になってきて、楽譜を覚えてしまうころには、自然に強弱など表情もついて、その曲が好きになっている自分を発見したり。

歌も一緒ですね(じつはカラオケ好き

5年ほど前のNHKハングル講座の言葉「数学のように理解し、音楽のように話す」(うろ覚えですが・・・)。
まさに、そうだな~、とあらためて実感しました。

これからも、『歌うように』ハングル筋を鍛えていきたいです

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2011年1月18日 (火)

「vinyl 狂時代」も面白いです

ぽにょっ会で翻訳している김중혁さんの短編集「楽器たちの図書館」
ただいま、2作目の「マニュアル・ジェネレーション」を訳している最中ですが、今日、歯科の待ち時間に、3作目の「비닐광 시대(vinyl狂時代)」をどんな感じかパラパラ見てみよう、と読み始めたら、面白くて、帰りにカフェでお茶しながら読んでしまいました。

DJのタマゴ?の主人公は、レコード盤をスクラッチして会話したり、とってもイマドキの若者。
それが怪しいおじさんに出会って、ちょっとサスペンス風な展開に・・・

「マニュアル」といい、作者の若い感覚が光ってる感じです。
次の「楽器たちの図書館」までの4作は、すべて音楽がらみで、DVDやコンピュータが当たり前に登場。ニューウェーブ作家、というのもうなずけます。
著者の紹介に生年はありませんが、2000年に作家デビュー、とあるのと、写真を見ると、30代後半くらい?かな?

あと4つの短編も早く読みたい~
すごく楽しみになってきました

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2011年1月17日 (月)

ミレ課題やってます

一昨日、ミレ韓国語学院の添削と課題が届きました。

通訳翻訳応用コースⅡ期6回目です。

「マニュアル」の翻訳を一時中断して、ミレの課題を先にやっています。

KBSニュースのディクテーションは毎回苦手ですが、
わずかずつでも、聞き取れる割合が上がっている気がします。
でもまだまだ、2文まるごとを切らずに頭の中に保持しましょう、という指示にはとてもついてけず・・・
どうしても最終的にはぶつぶつ切って単語をあれこれ調べて、仕上げています。
短期記憶の力を上げるよう、努力しないといけませんね。

翻訳は、日→韓、韓→日、がたいてい交互にあるのですが、今回は和訳でした。
これはとっても楽しいです
漢字語のわずかな違いをどう訳すか。
응급환자(応急患者)は、そのままでも意味はわかりますが、日本では普通使うだろうか?
応急処置、応急手当、とは言いますが、「患者」にくっつく? やはり、救急患者?
とか、考えてしまいます。
あれこれ事例を探したり家族に訊いたり、しんどいけど、言葉をめぐって小旅行しているみたいな気分です

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2011年1月12日 (水)

ぽにょっ会「マニュアル・ジェネレーション」

昨年11月ごろ、nikkaさんのブログを拝見して、参加させていただいた「ぽにょっ会」。
ぽにょ、といっても魚の子ではなく、번역「翻訳」の会です。
김중혁さんの短編小説集 「악기들의 도서관」を、メンバーで分担して訳して、お互いに感想や意見を述べ合う、というもので、昨年12月に第1回を行い、とても面白くて為になりました。

私は第2回にもエントリーをして、ただいま 매뉴얼 제너레이션「マニュアル・ジェネレーション」を少しずつ翻訳しています

デジカメを買って、カメラよりもマニュアルに魅せられてしまう、なんてまず発想が斬新
成長してマニュアル製作会社をつくった主人公が、あるマニュアルの依頼がきっかけでマニュアル専門雑誌の編集長になって・・・、というお話。

いやあ~、面白いです
若い社長と、チーム長のやり取りがリズミカルだし、取引先の女性が気になるところとか、韓国ドラマっぽいですね。

はやく最後までちゃんと翻訳してみたいです

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2011年1月 9日 (日)

デザイン変更しました

始めて間もないのですが、デザインを変更しました。
翻訳の会「ぽにょっ会」のことを中心にするつもりなので、本のデザインにしていたのですが、使ってみると、ちょっと散漫な感じというか、読みづらい気がして…。

とくにネコ好きというわけではないのですが、カップのイラストがあるので、これを選びました。
どうでしょうか?

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「話してみよう韓国語」愛知大会に行ってきました

昨日8日、名古屋国際センターで催された「話してみよう韓国語 話してみよう日本語 愛知大会」を観覧してきました。
2003年東京と大阪で始まって各地へ広がり、今年は私の地元、愛知で第1回大会が行われたのです。

スキット、ノレバン、スピーチなどの部門で、日本語母語話者は韓国語で、韓国語母語話者は日本語で発表を行い、審査され優秀賞などが決まる、というもの。スピーチ部門の最優秀賞品は、アシアナ航空日韓往復航空券

初級学習者が対象のスキット部門で、友人の韓国語講師の生徒さんが見事、最優秀賞と優秀賞に輝き何だか私も嬉しいです

テープでの1次審査を通過してきた出場者の方々はさすがでした。
ノレバン部門のK-pop熱唱は、どなたもホントにお上手で甲乙つけがたく、審査員はかなりお悩みだったのでは…。

スピーチ部門も、それぞれ内容もしっかりしてご自分の言葉で語っておられるのがとても印象に残りました。韓国での生活経験が通算1年以内、というのが出場資格でしたから、皆ほとんど日本で勉強してここまでできるようになった、ということ。素晴らしいですね~。
語学留学の経験ある大学生は、ネイティブですか?!てくらい流暢だったし、仕事や家族の介護の合間に勉強を続けているという方は、日本人的発音は確かにあるものの、韓国語にかける情熱と夢を熱く語っておられました。それぞれの韓国・韓国語との関わりの中で発見したことや体験から学んだこと、韓国人も普通は知らない歴史上の人物について、など、昨日は私もたくさんのことを学びました。

また、この愛知開会の実行委員は大学生が中心で、高校生のフレッシュなスピーチもあり、若者の活躍に頼もしさを感じました。進行などの面でちょっとした不手際もありましたが、そこは若さでカバーできたのではないかと思います。

それにしても、1000~1200字の韓国語スピーチを自力で書き、暗記して、人前で原稿見ずに発表するなんて、すごい~대단하다~!
でもきっと、出場した方々は、とってもとってもたくさん練習して、これからも絶対忘れないでしょう。
短くてもスピーチをつくり練習して発表する、というのは、やはり外国語学習に有効な方法の一つなんだな、とあらためて考えました。

私もやってみようかな・・・

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2011年1月 3日 (月)

2011年あけました!

2011年になりました。여러분, 새해 복 많이 받으세요

今年はこうやって時々ブログを書きながら、韓国語についてふり返り、足跡を残していこうと思います。

2011年 韓国語学習の目標

①ミレの通信講座を期間内にやり遂げる。

②出来る限り毎日KBSニュースを聞き、一部でもディクテーションする。

③韓国語の本を5冊以上読む。

④会話力アップを目指し、積極的に会話する。

まあ、②は「出来る限り」が入ってしまうところが自分でも甘いというか、何というか…

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