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2011年2月

2011年2月27日 (日)

김중혁さんのブログ

ラジオNHKハングル講座3月号の、応用編とびらのページに、김중혁さんのブログのアドレスが載っていました。

へえ~、と思って検索してみると、ありました!

김중혁さんのブログ

イラストが本当にお上手です。
상상초월[想像超越]というカテゴリーでは、マンガ仕立てになっていていて、
ちょっとシュールで、小説から感じられる傾向がここでも感じられます。

日本の韓国語講座で自作が教材として取り上げられていることを、
どこかに書いていないか、探してみたのですが、わかりませんでした。

ぽにょっ会の方で、まだご存じない方は訪問してみては?

勇気を出して、덧글を書いてみたいですね・・・(*^_^*)

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2011年2月11日 (金)

「マニュアルジェネレーション」担当部分その②後半

前回の続き。53~54ページの部分についてです。

①p53の6行目 속에 받쳐입은
받쳐입다 ていう動詞、初めて知りました。へえ~、こんな言い方するんだ~、と感心してしまいました。「支えて着る」→「中に着る」。でも속에もあるから、「中に中に着る」?
「インナーとして着ている」とか、無理矢理な訳も考えましたが、なんかファッション誌みたいで、この文章には合わないと思い、単に「中に着る」としました。

②p53の6行目終わり~8行目 화끈한 ........봄날씨였다.
面白い比喩表現ですが、訳しにくい!
思い切って、「夏が熱狂的なコンサートだとするなら」と、仮定の比喩だとわかりやすくしてみました。どうでしょうか?みなさんがどうされたか、聞きたいところです。

③p53の13行目 지나친 겸손은 자만의 친구
直訳は「度が過ぎる謙遜は自慢の友達」ですが、「友達」は同類、みたいな意味かと思い、「友達」だとあまりにもわかりにくい気がして、「仲間」としてみました。
これもみなさんがどう訳されたのか、お聞きしたいです。

④p53の14行目 반대쪽을 선택한 겁니다.
「反対側を選択したのです」・・・??
ここは何を言ってるのか、意味がよくわからなかったです。
この主人公一流の冗談でしょうが、ついていけない~
謙遜しすぎ=自慢、だが、自慢しすぎ=謙遜ではない。だから、反対側、つまり謙遜を選んだ。。。。
→自慢したいところだが、素直に自慢すると謙遜にならず傲慢になるかもしれないので、あえて謙遜して=自慢を目指した。みたいなことかと考え、「裏を狙ったんです」なんてしました。
でも、果たしてこんな解釈で合ってるのでしょうか


nikkaさんもおっしゃってましたが、補助用言がくっついた複合語が多用されてますね。
中でも私は、~놓다 が目につきました。
日本語には現れないことが多いのに、韓国語らしい表現なのか、と勉強になりました。

それから、本当に「自動ピアノ」を思い出させるところが時々ふっと出てきて、思わずう~ん、と唸っていました。

私は、全体の中で、球体のオルゴールを聞いている場面がいちばん好きです。
玉の上に音楽の木ができて、きれいなオルゴールの音の実がぱらぱらとふんわりと落ちていく・・・ 沈黙の中、空気の密度が上がる・・・ それまでの会社の雰囲気とは対照的で、よけいに静けさと清冽さが感じられて、いいです

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2011年2月 6日 (日)

「マニュアルジェネレーション」担当部分その①前半

第2回ぽにょっ会の翻訳原稿が、続々メーリングリストに発表されてますね。
ふむふむ、ほほう~、と楽しいです

私の担当部分p.50の4行目~p.54の17行目について。

私も1人称は地の文では「「僕」。会話では「俺」としました。

まずp53の初めまでの前半部分について、感想や悩んだ点などをまとめます。
後半は後日アップします。

○수습をどうするか。

[修習]ですが、「修習社員」って・・・?
1ヶ月前に入社して、歓迎会をやってるところをみると、普通なら「新入社員」ですよね。
新入社員は平社員だと思うのですが、「クイックマウス」がただ一人の平社員、てことは、まだ正社員ではない、試用期間ってことでしょうか。それとも、新入社員は平社員よりも下の[修習]と呼ばれる慣習があるのでしょうか?それなら「新入り」としてもいいのかな?とか・・・。
よく分からないので、[修習]のニュアンスから「見習い」としてみました。
韓国ではよくある呼び名なのか、ご存じの方、教えてください~。

○p51下から3行目 찾던데요

初め、찾던대요 だと思い、「(コ・シニさんが)探していたそうですよ」と伝聞かと思っていたのですが、よくよく見ると 대 ではなく 데 です。
てことは、パク主任(チーム長)が探していた、みたいなことになるのか??
パク主任は今朝コ・シニさんから電話もらったとこで、社長の居場所も知っていて今電話したみたいなのに・・・どういうことか、不思議です。

○p52 11行目 제가 제대로 들은 건지 모르겠네요

直訳すると「私がちゃんと聞いたものか分からないですね」。
あまりに意外な言葉を聞いたので、え?!なんて言った?聞き間違えたか?みたいな気持ちだろうと思うのですが、この時点ではかなり丁寧な言葉遣いで話しているので、意外な気持ちを丁寧に表すには、どうしたら・・・といろいろ考えた末、
「おっしゃることがよく分かりませんけど」としました。
他にもっと気の利いた、聞き間違えたのかという気持ちを表す言い方があるかも、と思います。

○P52 12行目 한 시간 만에 の 만

依存名詞で、数詞などの後に分かち書きして、~ぶり、~たった後、を表しますよね。
~だけ、や強調の~さえ、を表す만は、助詞ですから前の名詞にくっついて書くから、これはやはり、~ぶりの依存名詞。
だけど、1時間ぶりに、とか、1時間経った後に、では日本語の意味からはおかしい感じ。
1時間で、を単に 한 시간에 というのとは、ニュアンスが違うのでしょうか。

○p52最後~p53 1行目 내  얼굴에 침을 뱉는 꼴

ことわざですね!내 얼굴에 침 뱉기  または누워서 침 뱉기 ともいうらしいです。
日本の「天に向かって唾を吐く」とそっくりです。自分の顔に・・・と、より直接的ですね。
マニュアルを読んで感動するのは世の中で自分しかいない、とオタクを自認して自虐的になってる感じが面白いです。
こういうのは、分かりやすいです

○p53 2行目 정상적

[正常的]と[的]が入るんですね~。
日本語だと、正常だ、という形容動詞があるんですが、정상하다 という形容詞はないんですね
이상하다(異常だ)はあるのに・・・。 
それは異常です、は 그건 이상해요.  だけど、それは正常です、は 그건 정상적이에요. または、그건 정상이에요.になるんですね。
面白い~、けど気をつけないと。
こういう現象は他にもあって、どうも韓国語は~적 が大好きみたいです。
いちど、この~적 のずれについてまとめてみたいです。

いろいろ浮かんでくることはあるんですが、今日の所はこの辺で・・・。
また後日、続きを書きます。

コメントくださると嬉しいです

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2011年2月 1日 (火)

「楽器たちの図書館」読み終えました

短編集「악기들의 도서관」(楽器たちの図書館) とりあえず最後まで読みました。

面白かったです
音楽と音がいつも背景に見え隠れし、キラキラしているような そんな印象を受けました。

最後の「엇박자 D」(題名の訳が難しい・・・)は、音楽の永遠の課題?음치「音痴」がテーマ。
何とも不思議で楽しいお話でした。

中で唯一、直接には音楽が一切現れない「무방향 버스」(無方向バス)は、ミステリーのような、ファンタジーのような感じで、読後、ず~っと残響が残っているみたいな気がしました。

最後に評論家の解説があるのですが、これがガチガチに固い。
いわゆる論説調で、わざわざなんでこんなに難しく表現するのか?て思います。
評論、てのはどこの国でも権威づけっぽくカタく書くものなんだな~
日本でもそうですもんね。

ぽにょっ会のみなさま、最後の手書きメッセージはもう読まれましたか?
김중혁さんが直接語りかけてくれるようで、嬉しいです
まだの方はぜひ、お薦めします。

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