浅川伯教・巧兄弟資料館
浅川巧の出身地、山梨県北杜市を訪ねる機会があり、資料館を見学してきました。
高原のロッジ風、ステキなたかね図書館の中にあります。
浅川巧自筆の日記の複製。
走り書きでさらさら心のままに書いているのがわかります。
解説ビデオは伯教編、巧編があり、それぞれ日本語阪と韓国語版がありました。
韓国語版で見てみました。
兄・伯教に導かれ陶芸の道に入り韓国陶芸の巨匠となった陶芸家が再現した白磁と青磁。
現在、映画「道~白磁の人」メイキング展も開催中です。12月24日まで。
映画で使用した衣装や小物、台本、ロケ風景パネル、ロケスケジュール表、出演者サイン色紙などなどが展示されています。
当時の“日本”の地図も。
映画を思い出して感動を新たにしました。
映画化されるまで紆余曲折を経て、日本人・韓国人・在日韓国人3者の協同によってつくりあげた映画。
その現場こそが、100年前の巧が模索した友好の実現だったといってもいいでしょう。
ふるさと八ヶ岳の自然を愛し、朝鮮の工芸を愛し、文化を愛し、人びとを愛した浅川巧。
浅川兄弟は英雄でもないし、一般には有名でもない、ほんとに無数にいる庶民に過ぎなかった人たちです。
その彼らを郷土の誇りとして、高根町(今は合併して北杜市高根町)の人びとがお金を出し合い、知恵を出し合って、こんな立派な資料館を作り上げた、それがまた素晴らしいと思いました。
なお、資料館内部の写真撮影とブログ掲載については申請書を出し許可をいただきました。
たかね図書館のロビーには、白磁の壺をモチーフにした大きな木のオブジェがありました。
図書館の中も木をふんだんに使ったつくりで、すごくステキです。
こんなところで一日中本を読んでいたい。
北杜市には大小さまざまな美術館があります。
平山郁夫シルクロード美術館と、フィリア美術館にも行ってきました。
今回、学生時代の友人Kさんの別荘にお邪魔したのですが、なつかしい友たちと再会して楽しいときを過ごし、本当に有意義で楽しい旅行でした。
Kさん、感謝します
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