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2015年3月

2015年3月 1日 (日)

TOPIK作文の傾向と対策1

新TOPIKは듣기(リスニング)、 쓰기(ライティング)、 읽기(リーディング)の3分野。
中でも問題はやはり、スギ(ライティング)。

後半二つの作文、とくに最後の600~700字の作文は、小論文に近いものでかなり手強いです。

ということで、作文の傾向と対策を練るべく、まず公式の書き取り答案作成方法をよく読んでみました。


後半二問の「採点根拠」は全く同じですね。
・内容および課題遂行・・・「忠実に遂行しているか」、「豊富で多様に表現しているか」というのは主観的な部分が多いと思うので、自分で書いた文章がこの区分で果たしてどれほどの点数になるのか、見当がつきません。

・文章の展開構造・・・ここはわかりやすいポイントがあります。
「段落の構成」と「論理展開に有用な接続詞を適切に使用」、コレですね。

・言語使用・・・「適切な文法と語彙の使用」というのもわかりにくいです。
が、わかりやすいのはコレ「格式に合わせて」。口語的表現は使用せず文語的文体で書く。カタイほうがいいってことですね。

つまり気を遣うべき点は
①提示された情報を文で表現
②「導入ー展開ー結び」の構造
③段落の構成
④高級レベルの語彙・文法を使用
⑤文語的・論理的文章
⑥助詞を省略しない

とくに「中級レベルの語彙と文法を使用して正確に書くよりも、間違いが一部あっても高級レベルの語彙と文法を多く使用するのがよい」、「口語的な語彙と文法は絶対に使用してはいけない」と明記されているのには、ちょっとびっくりしました。
内容は稚拙でも、綴りや文法の間違いがないことが大切だと思っていたのですが、そうではないんですね(汗)

そこで、36回スギの模範解答を書き写し、設問にある単語以外で中~高級レベルと思われる語彙を青、語尾や接続等の文法的表現をピンク、接続詞やつなぎの文頭を黄色のペンで印を付けてみました。

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中級以上かなと思われる語彙は
진행, 저절로, 외부, 미치다, 만약, 인정, 효과적, 월급, 인상, 승진, 일반적, 과정, 부딪히다, 극복, 완수,
くらいで、
高級レベルというほどの単語はない感じです。

また設問にある単語、동기, 역할, 내적, 외적, 만족감, 자부심, 칭찬, 보상, 영향, 결과 等がくり返し使われています。
これらは皆漢字語で、文章をカタイ感じにしています。

語尾等の文法的表現としては
-는 데에, -게 하다, -과 같이, -다면, -려면, -어야 하다, -만큼, -도록, -움, -다고 하다, -어야만, -느냐,
くらいで、ほとんど初級レベル?
ごく普通のよく使う表現ばかりです。

接続詞や文のつなぎの言葉としては
만약, 예를 들어, 이처럼, 그래서, 따라서,
따라서を使うと論理的っぽい感じが出せそうですね。

36回の作文を分析してみた結果思ったこと。
①提示された情報を文で表現するのは、少しだけ言い換えて繰り返す(こんな単語や表現も知ってますよ、というアピールで豊富で多様な語彙表現)
②導入と結びも提示情報をそのまま盛り込む
③段落構成はあらかじめ作っておく
④高級レベルの語彙文法といっても実際中級レベルのよく使うもので大丈夫(?)
⑤漢字語をたくさん使う
⑥助詞を省略しないで字数をかせぐ

37回、35回も分析してみようと思います。


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