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2016年3月

2016年3月22日 (火)

第5回韓国語絵本多読の会

3月20日(日)愛知県刈谷市総合文化センター403研修室にて第5回韓国語絵本多読の会を開きました。

今回は5名の方と、ヘバラギさんとお子さん方とでこじんまりと楽しみました。

浜松から来てくださった方もいらしてびっくり有り難いです!

それぞれのペースでやさしい絵本からどんどん読んでいきます。

参加時間もそれぞれですが、じっくり字が多めの本を読んだ方で3~4冊、
字が少ない本を中心に読んだ方で16冊。

後半、ペアでお互い読み聞かせをしてみました。

今回人気の絵本

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「うしろにるのだあれ/ふくだとしお+あきこ」シリーズのうみのなかまたち編

中をチラ見


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イルカ、ウミガメ、トビウオ、ラッコ・・・海のいきものの名前と、うしろ、うえ、したなど位置を表す言葉が自然に入って来ます。

シリーズはじめのこれは、犬、ネコ、カメ、ゾウ、リス、ヘビなどお馴染みの陸のいきものが出てきます。


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日本でも人気の「だめよ、デイビッド!/デイビッド・シャノン」は、もとの英語版と読み比べてみました。


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お母さんがやんちゃな子どもを叱る表現

No! No! No! → 안 돼, 안 돼, 안 된다니까 !

Come back here, David! → 이리 오지 못해, 데이빗 !

こんなふうに言うのか~、とダイナミックな絵とともに印象に残ります。


この絵本も人気です。

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"나를 사랑해"

シルバーのキラキラが南極の氷のようでステキです。

ちいちゃなペンギンがおかあさんのお腹にもぐりこんで
엄마는 나를 사랑해요 と安心するようすにほっこりします。


韓国語学習についてもいろいろおしゃべりしました。

おすすめアプリをお知らせしたり、通っている教室について話したり。

名古屋で4月から始まるミレ韓国語学院の前田先生の講座に参加する!という方が2人いらっしゃって、
その話題が出ると、ミレ通信でそのコースを受講しました!という方もいらっしゃって、話が盛り上がりました。

みなさん、今後の勉強にも良い刺激になったようです(^_^)

来月は第4日曜日に開催します。

4月24日(日)午後1~4時
愛知県刈谷市総合文化センター403研修室

お問い合わせ:: higanao99@yahoo.co.jp


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2016年3月16日 (水)

3月20日〈日)韓国語絵本多読の会

今週末の日曜日3月20日、第5回韓国語絵本多読の会です。


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愛知県刈谷市総合文化センター 403研修室

東海道線・名鉄線 刈谷駅デッキ直結徒歩2分

2016年3月20日(日)午後1~4時
いつでも自由にお越しください。

参加費 500円

韓国語レベルを問わず楽しめる絵本がたくさんあります。
老若男女どなたでも大歓迎です(^^)

各自自由にぱらぱら読む、ただ絵を眺める、じっくり読む、声を出して読む・・・

まわりの方と一緒に読む、少しずつ交代しながら読む・・・

みんなで声を合わせて読む、読み聞かせする・・・

いろんな楽しみがあります。

「勉強」からちょっと離れて、絵本を通して韓国語を感じて韓国語の世界に浸る楽しみを見つけてください。


お問い合わせ: higanao99@yahoo.co.jp


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2016年3月14日 (月)

「日本人と漢字」

新聞の書評で見て面白そうだったので図書館に予約して、1か月ほど待ってようやく来ました。

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「日本人と漢字」笹原宏之/集英社インターナショナル〈知のトレッキング叢書〉


第1章 変化し続ける漢字

第2章 中国での漢字の誕生と変遷

第3章 日本の漢字の変化と多様性

第4章 日本人による漢字への思い入れと手入れ

面白いです!

もう面白いところだらけなんですが、とにかく筆者は漢字はずっと変化してきて今も変化し続けているということを強調します。

だから「正しい」も「間違い」もない。
辞書でわかることは、漢字に関する複雑な事実のうちの一部に過ぎない。

はじめに「エビ」は海老、蝦、蛯・・・など時代と地域によって変遷することを、わかりやすく書いています。

「蛯」をエビと読めたのは女子大生が多かった、それはエビちゃんこと蛯原友里さんの影響、とか、
ほかにもたくさんジャニーズアイドルなど芸能人の名前を挙げて軽妙にわかりやすく書いています。

特におもしろいと思ったのは、幽霊漢字。
JIS漢字として登録されているのに現実世界には存在しない漢字があると初めて知りました。
日本の漢字が複雑ゆえ、まったく人間的なエラーから生まれてしまった漢字(ふうの文字)が十字以上あるとか。

それから筆者は『当て字・当て読み漢字表現辞典』を編纂したくらい、現代の当て字や特定集団の中だけで通じる位相文字についても詳しい。

もう今は漫画やアニメ、ネットの中でありとあらゆる当て字・当て読みが氾濫しています。

「悲観的現実主義者」と書いて「おとな」と読む、みたいな。

それを面白がってフラットな研究者の視点で観察している姿勢が、好ましく思えます。

この本は講演をもとにしているらしく、平易に語りかけるような口調でとても読みやすいです。

この著者のほかの本も読んでみたくなりました。


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2016年3月11日 (金)

第15回黄順元文学賞受賞作品集

ぽにょっ会でこの春から翻訳することになった本です。

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제15회 황순원 문학상 수상작품집 第15回黄順元文学賞受賞作品集

ファン・スンウォン(黄順元)といえば短編『ソナギ(夕立)』で有名な韓国を代表する作家のひとり。

そのファン・スンウォンの名を冠した、中・短編対象の文学賞受賞作と、最終候補作9作が収録されています。

2015年の受賞作は、한강 の 눈 한송이가 녹는 동안
한강作家のインタビューなども掲載されています。

한강作家はすでにイサン(李箱)文学賞も受賞し、日本でも『菜食主義者』(クオン)など邦訳も出ている人気作家。
先日、国際ブッカー賞にノミネートされたと話題になりました。

最終候補作もそれぞれ中堅・若手の作家たちのようです。

これから1作ずつ自分なりに翻訳してみて、ぽにょっ会のみなさんと意見交換をしていきます。

楽しみです~( ^ω^ )

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