「空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~」
この映画を見てきました。
韓国では昨年公開されて話題になったそうです。
故郷の北間島(現在の中国吉林省東南部)での暮らしから始まり、ソウルの専門学校(現在の大学)時代、そして日本での留学生活、逮捕、獄死に至るまでを描いています。
尹東柱、そして生涯の友であるいとこの宋夢奎。
彼らが生きたのは、日本が朝鮮半島を植民地支配していた時代。
二人の青年が時代の中でもがいている姿をモノクロで美しく描いていました。
尹東柱の代表的な詩が随所に散りばめられ、詩人として生きたいと願った彼の思いが伝わってくるようです。
主演のカン・ハヌルは尹東柱のイメージにぴったり。
宋夢奎役のパク・チョンミンとともに、残された実物の写真に寄せていった、て感じです。
日本語のセリフがとても多いのですが、本当に留学生ぽいというか、東柱の話す日本語はこんなだったのだろうかと思ってしまいました。
悲劇的な生涯と、美しい詩。
民族、言語、時代、そして普遍と魂・・・・
いろんなことを考えさせられる映画でした。
残念なことに名古屋では11日で上映終了のようですが、東京と大阪では上映延長だそうです → ☆
「ハート アンド ハーツ コリアン・フィルムウィーク」の一環で、他の映画もとても面白そうです。
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コメント
こんな素敵なシネマウィークが開催されていたんですね!知らなかったです…。明日まで…残念。
投稿: mie | 2017年8月10日 (木) 15:32
映画 今日 (10日)観に行ってきました!モノクロが 作品の雰囲気と合っていて とてもよかったと思います!東柱の詩をじっくりと読んだことはないので ぜひ韓国語で読んでみたいと思います^^
投稿: momo | 2017年8月10日 (木) 17:41
>mieさん
う~ん、ほんとに残念!
他の映画もすごく面白そうで、私ももっと見たかったです。
名古屋でもっと韓国映画を見られるようになったらいいですね(^^)
投稿: ひがなお | 2017年8月10日 (木) 22:44
>momoさん
おも~、旅行から帰ったばかりなのにすごい行動力ですね!
こんどの絵本多読の会には尹東柱の詩集を持って行きますね(*^-^)
投稿: ひがなお | 2017年8月10日 (木) 22:47